【水無月】 ~一杯の水にも~
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◆はじめに
京都発祥の『水無月』という和菓子があります。 白いういろうの上に甘く煮た小豆をのせ、三角形に切り分けた美味しいお菓子です。 白いういろうは氷をかたどったもので、小豆の赤い色にも厄除けの意味があるとされています。 京都では6月30日に、無病息災を願ってこれを食べる風習があります。
◆水無月
水無月とは、旧暦の6月の呼び名です。 水が無い月と書きますが「無」を「ない」ではなく助詞の(な=の)と見なします。 すると「水の月」という意味になります。 私たちの体は、約60%が水分で構成されています。水は体の様々な機能を維持するために欠かせないものであり、まさに命の水です。
◆末期の水
人生においても、赤ちゃんが生まれて最初に体を清めるのが産湯(うぶゆ)、そして最後に枕飾りに供えるのが末期の水です。 これは仏教を開かれたお釈迦さまの故事に由来しています。 その最後のご様子を描いたお経の中に、のどが渇いたお釈迦さまが、弟子のアーナンダに三度水を求める様子が描かれています。 こうして今でも、大切な人とのお別れに、枕元にお水をお供えするのです。
◆おわりに
日本では、水道の蛇口をひねれば水が出ますが、世界では人口のおよそ半分の人々が、水不足を経験していると言われます。 国連の持続可能な開発目標、 SDGsにも「安全な水とトイレを世界中に」と掲げられています。水の月にちなんで、一杯の水にも感謝の気持ちを忘れないようにしたいと思います。
【地蔵院通信】令和8年お正月 第59号
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 檀信徒の皆様方には、旧年中の御法愛を厚くお礼申し上げます。 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
合掌
昨年の夏からお盆のお参りをお寺参りに変更しましたところ、皆さまにはお盆の間、お寺に大勢のお参りをいただきまして本当にありがとうございました。 そして、多くの方から優しい体言葉をかけていただきました。 禅の言葉に「冷暖自知」とあります。 物事の本質は人から聞くだけでは分からず、自ら体験して初めて本当に理解できるという意味で、 水の冷たさや暖かさは、自分で触れたり飲んだりして初めて分かるという教えです。 私も自分の体の不調を通して、老いや病を感じました。生きていれば当たり前のことなのに、素直に受け入れることが出来ません。 つい若かった頃、元気な頃のことを考えてしまいます。 ヘレン・ケラーは、幼いころの病気の影響で聴覚と視覚を失いながらも、世界各地を訪れ、障がいのある方の教育、福祉の発展に尽くした人です。 その言葉に「ひとつの幸せのドアが閉じる時、もうひとつのドアが開く。しかし、よく私たちは閉じたドアばかりに目を奪われ、開いたドアに気付かない」とあります。 まさしく「冷暖自知」です。 辛いこと苦しいことは、誰もが経験することですが、その受け取り方は様々です。 その経験を人生においてどのように生かすのか、それが大事ではないでしょうか。 こころを暖かく過ごしたいものです。
合掌
1月 1~ 3日 大般若祈祷 1月 4~10日 年頭配札 3月17~23日 春彼岸 4月18日 花祭と春供養 8月12~15日 お盆供養 8月23日 総供養 9月20~26日 秋彼岸 11月15日 開山忌 12月31日 除夜の鐘
「感謝を言葉に」
倉敷市亀島 S.W
子供の頃に聞き覚えたと思う ♬村の渡しの船頭さんは、今年60のおじいさん…の童謡は昭和16年の発表とのことなので、私が生まれる前だが、 当時から60才は おじいさんと呼ばれていたらしい。 私は、すでに60才を過ぎたが元気に過ごしています。丈夫に育ててくださった亡き両親に先ず感謝。 生きるために、命あるお肉、お魚、お野菜をはじめ、多くの食材をいただいていますが、 おいしくいただくのに生産者、流通業者さんをはじめ、多くの方々の努力に感謝、感謝。 今は、人生百年時代と 言われるまで長生きできるようになりました。 私もこれからの余生を、元気に暮らしていけたらと願っています。 感謝の気持ちは声にしなければ相手に伝わらない。 心をこめて 「いただきます。ごちそうさまでした」
墓じまいが増えたことにより、本堂に納骨堂を準備いたしました。 一時預かりにも対応しております。ご希望の方はどうぞお問い合わせください。 納骨壇とは、皆さんでお使いいただける納骨堂で一霊ごとに個別に安置することができます。 お墓が未定の方は、どうぞお問い合わせください。
令和八年 午年 人間万事 塞翁馬 南禅僧堂 日下元精老大師
今年の干支は「午」です。十二支の 7番目で馬が当てられています。 右の掛け軸、「画」は跳ね馬です。跳ね馬は、力強く前へ進む姿から、厄除け、成功、進展の意味が込められています。 特に左向きの跳ね馬は、勢いが強く、願いが早く叶うとされています。 「語」は「人間万事塞翁が馬」(にんげん ばんじ さいおうがうま)という中国の故事によることわざです。 人生における幸不幸は予測できないものであり、何が吉と出るか凶と出るかは、その時々では判断できないという意味です。 今年も塞翁のように落ち着いて物事に対処したいものです。
そこにもここにも あなたもわたしも 見るのも聞くのも みんなほとけさま
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